経理業務のDX化について解説します。
2024/01/04
経理業務のDX化について(会計ソフトウェア、クラウドストレージ、チャットツールの役割)
渋谷区恵比寿の税理士・公認会計士の小原です。
今回は経理業務のDX化について解説します。
当所では経理業務をはじめとしたバックオフィス業務のDX化支援も行っていますので、是非一度ご相談ください。
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、経理業務の効率化、コスト削減、迅速な意思決定を促進します。具体的な内容としては、会計ソフト、クラウドストレージ、チャットツールの導入等がこのDX化の対象となります。
1. 会計ソフトウェアの進化
近年の会計ソフトでは、「弥生会計」、「freee」、「マネーフォワード クラウド」「TKCクラウドシステム」などが、経理業務をデジタル化し、作業の自動化を促進しています。これにより、記帳業務といった日々の経理業務に係る時間とコストが削減され、社長は経営や営業などの戦略的な業務への集中が可能になります。
2. クラウドストレージの利点
クラウドストレージは、ファイルの保存、共有、バックアップにおいて重要な役割を果たします。例えば、「Google Drive」や「Dropbox」は、重要な財務文書を安全に保管し、どこからでもアクセスを可能にします。これにより、リモートワークの柔軟性が向上し、業務の連続性が保たれます。また、それまで紙で保管していた資料について電子化することで、保管場所や費用などのコストを削減することができます。
3. チャットツールによるコミュニケーションの改善
「Slack」や「Microsoft Teams」などのチャットツールは、チーム内コミュニケーションを効率化します。リアルタイムでの情報共有、プロジェクトの進捗管理、文書共有が容易になり、チームワークと生産性の向上に寄与します。
4. 総合的なデジタルワークフローへの統合
会計ソフト、クラウドストレージ、チャットツールを組み合わせることで、経理業務は一層の効率化を実現します。データの自動同期、セキュアな情報共有、迅速なコミュニケーションにより、業務プロセス全体がスムーズになります。
5. 当所のDX化支援について
経理業務のDX化では、会計ソフト、クラウドストレージ、チャットツールの統合により、効率化、柔軟性、コミュニケーションの向上をもたらします。これにより、企業はより迅速かつ効果的な意思決定を行い、持続可能な成長を目指すことができます。
当所では、DX化支援も行っております。特にTKCのクラウド会計システムやマネフォワードクラウド会計を利用することで、経理業務をはじめとしたさまざまなバックオフィス業務の負担を軽減することができます。
例えば、TKCクラウド会計システムでは、銀行信販データの受信やAIを使用した証憑データ取込みにより自動的に記票することができます。これにより日常的な記帳業務が大幅に減少することとなります。また、税理士等に依頼している記帳代行をこれらシステムによる自動仕訳を使用し、自計化することでコストが削減できます。自計化することにより、タイムリーな経営状況を把握することができます。自計化については他の記事にて解説いたします。
6. 最後に
経理業務のDX化について解説いたしました。
クラウド会計システムとクラウドストレージを導入することで様々なメリットがあります。
また、2024年より電子取引データの保存が義務化となりました。
現在は電子取引データの保存のみが義務化となりましたが、将来的に電子帳簿保存法全てが義務化となる可能性があります。
これを機にクラウドストレージも導入し、領収書や請求書などの全ての紙資料を電子化し、保存してはいかがでしょうか。これら資料の電子化についても当所では推進しています。
税務申告と合わせてこのような経理業務のDX化について是非、当所までご相談ください。
小原
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税理士法人小原会計/小原崇史公認会計士事務所
住所 : 東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 第21荒井ビル4F
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