融資を受ける際に必要なポイントとは?
2024/07/03
渋谷区恵比寿でスタートアップ、起業・創業支援を行っている小原会計の公認会計士・税理士の小原です。
今回は金融機関が融資を検討する際に見ているポイントについて、詳しく解説します。
これから融資を検討している方、資金調達を考えている方にとっては必見の内容です。
1. 事業計画書の質
事業計画書は、これから行うビジネスの将来像を描いたものです。
金融機関はこの計画書を通じて、事業の収益性や成長性を評価します。
具体的な数字や詳細なマーケティング戦略が含まれていることが重要です。
また、計画の実現可能性を示すデータや調査結果も求められます。
2. 財務状況と収支予測
金融機関は、企業の現在の財務状況を詳細に確認します。
過去の財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)を基に、経営の健全性や収益性を評価します。
加えて、将来の収支予測も重要です。
これは、融資を受けた後の返済能力を判断するための資料となります。
3. 自己資金の有無
自己資金は、金融機関に対する信頼度を高める要素の一つです。
自己資金が多いほど、事業主が自らの事業に対して強い信念とコミットメントを持っていると判断されます。
また、自己資金が多いと、融資のリスクも低減します。
4. 担保や保証人の有無
融資のリスクを軽減するために、担保や保証人の有無も重要なポイントです。
特に高額の融資を受ける場合は、何らかの担保を提供することが求められることが多いです。
担保には、不動産や設備、在庫などが含まれます。
5. 経営者の信用情報
最後に、経営者個人の信用情報も確認されます。
過去の借入履歴や信用スコア、滞納履歴などがチェックされ、経営者自身の信用度が評価されます。
これにより、経営者の信頼性や責任感が判断されます。
6. 業界の動向と競争力
金融機関は、業界全体の動向や市場の成長性、競合他社との比較も考慮に入れます。
業界が成長しているかどうか、またその中で自社がどのような位置にいるかを明確に示すことが求められます。
7. 事業の独自性と強み
他社との差別化ポイントや独自の強みをアピールすることも重要です。
これにより、金融機関に対して事業の優位性を示し、融資の可能性を高めることができます。
金融機関がこれらのポイントを確認することで、融資のリスクを最小限に抑え、安全かつ効果的な資金提供を行うことが可能となります。
事前にしっかりと準備を行い、金融機関の期待に応えられるよう努めましょう。
金融機関の融資審査では、事業計画書の質、財務状況、自己資金、担保や保証人、経営者の信用情報、業界の動向と競争力、そして事業の独自性と強みが重要なポイントとなります。
これらをしっかりと整備し、信頼性の高いビジネスプランを提示することで、融資の成功率を高めることができます。
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税理士法人小原会計/小原崇史公認会計士事務所
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