【起業家必見】助成金と補助金の違いと活用方法
2024/01/26
渋谷区恵比寿の税理士小原です。
起業は夢への第一歩ですが、多くの場合、資金調達が大きな壁となります。そこで、特に注目したいのが「助成金」と「補助金」です。これらは返済不要の公的支援金で、起業家にとって重要な資金源になり得ます。本記事では、これらの制度の違いやメリット、そして利用時の注意点について解説します。
1.助成金と補助金の基本的な違い
①補助金とは
補助金とは、経済産業省や各都道府県の地方自治体がなどが主に提供し、産業の育成や施策推進を目的として起業家や中小企業を支援する制度です。
②助成金とは
助成金は、主に厚生労働省や地方自治体から提供され、雇用や労働環境の改善を目的としている制度です。
助成金は小規模(数十万円程度)で受給しやすく、補助金は大規模(数百万円〜数億円)ですが受給が難しい場合もあります。
給付金は特定の条件を満たす全員に無条件で現金が給付される制度ですが、助成金や補助金は特定の取り組みを必要とします。例えば、新型コロナウイルス対策の持続化給付金などが給付金の一例です。
2.補助金・助成金の概要
①起業・開業時のメリット
・返済不要の資金:
助成金や補助金は原則返済不要です。これは起業時の大きな助けになります。
・第三者からの意見が聞ける:
申請過程で事業計画書の作成が必要です。審査過程で第三者の意見を聞くことができます。
・外部からの信用が得られる:
助成金や補助金の受給は、その事業計画が国や地方公共機関に認められた証となり、外部からの信用を得る助けになります。
②補助金・助成金の注意点
受給要件や審査が存在:
必ずしも受給できるわけではありません。事業計画書などを作成し、審査を慎重に通過する必要があります。
・原則後払い:
審査を通過してもすぐに入金されるわけではないため、資金計画に注意が必要です。
今すぐ資金が欲しい会社や経営者には不向きな制度となっています。
・書類作成の負担が大きい:
事業計画書の作成や資金使途の報告など、手間がかかります。
この点、補助金・助成金の支援を行っている税理士や社労士等の専門家に相談することで、書類作成が容易にでき、スムーズな申請を行うことができます。
③オススメの助成金・補助金
・創業専門の助成金:
例えば東京都の創業助成事業は創業5年以内の事業者に利用しやすいです。
・事業関連の補助金:
ものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金などがあります。
・雇用関連の助成金:
キャリアアップ助成金や人材開発支援助成金などが雇用に関連した事業者に有用です。
3.最後に
起業時でも要件に合えば補助金の申請が可能です。特に、「ものづくり補助金」「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」などが推奨されます。また、人を雇う際には「キャリアアップ助成金」や「人材開発支援助成金」などが有効です。
起業は決して容易な道ではありませんが、助成金や補助金をうまく活用することで、その挑戦をサポートすることができます。ただし、申請プロセスには手間がかかることや、受給後の管理・報告が必要であることを理解し、準備しておくことが重要です。地方公共団体の制度も確認し、賢く活用しましょう。
小原崇史公認会計士事務所では、こういった補助金・助成金のご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。
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税理士法人小原会計/小原崇史公認会計士事務所
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