小原崇史公認会計士事務所

決算をサクッとキチンと終わらせるコツ!資産・負債の残高確定を徹底解説

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決算をサクッとキチンと終わらせるコツ!資産・負債の残高確定を徹底解説

決算をサクッとキチンと終わらせるコツ!資産・負債の残高確定を徹底解説

2026/02/12

渋谷区恵比寿でスタートアップ、起業、会社設立支援を行っている税理士法人小原会計の公認会計士・税理士の小原です。

3月は決算を迎える企業が多い月です。決算手続きでは、決算日時点の資産(現金預金、売掛金、棚卸資産、固定資産等)や負債(買掛金、借入金、未払金等)を確認して、残高を確定させる必要があります。決算をサクッとキチンと終わらせるためのポイントを確認しましょう。

 

このブログ記事のポイント

・決算手続きとは、資産や負債が「実際に存在するか」「モレがないか」を確認し、残高を確定させる作業です。

・資産の部では、現金預金の一致、実地棚卸し、仮払金の精算などが重要です。

・負債の部では、買掛金の照合や借入金の区分、未払費用の計上漏れを防ぐことが大切です。

 

1.資産・負債の残高確定がなぜ必要なのか

決算手続きとは、正しい決算書を作成するため、決算日時点において、決算書に計上される資産や負債が実際に存在しているか、また記載すべき資産や負債がモレなく計上されているか確認し、確定させる作業です。

これにより、正確な当期利益を計算することができます。

 

2.「資産の部」を確認する際のポイント

資産の確認では、帳簿上の数字と「現物」が一致しているかが最大の焦点です。

現金預金:現金は金種別に数えて実際の残高を確認し、帳簿との差異があれば原因を調べます。預金は金融機関から残高証明書を取得し、帳簿残高と照合します。

売掛金:得意先別の明細と総勘定元帳を照合します。決算日までの売上が発生主義に基づき正しく計上されているか、請求締日後の売上も漏れなく計上しているかを確認します。

棚卸資産(在庫):実地棚卸しを行い、実際の数量と帳簿を照合します。外部倉庫にあるものや輸送中のものも含め、漏れがないか注意が必要です。不良在庫がある場合は、処分や値引き販売の検討も必要です。

仮払金:仮払金は一時的な科目です。決算日までに必ず精算し、適切な勘定科目に振り替えて残高をゼロにします。

固定資産:現物が存在し、稼働しているかを台帳と照合します。未稼働の資産は減価償却ができません。また、修繕費として処理したものが資産計上すべきものでないかも再確認します。

 

3. 「負債の部」を確認する際のポイント

負債の確認では、支払うべき義務がすべて網羅されているかが重要です。

買掛金:仕入先ごとの明細と帳簿を照合します。請求締日後の仕入も決算時に計上し、請求書が未着の場合は催促が必要です。

借入金・役員借入金:金融機関の残高証明書と照合し、返済期限が1年以内のものを短期、1年超のものを長期に区分します。役員からの借入は「役員借入金」として区別します。

未払金・未払費用:支払いが終わっていないものを計上します。特にクレジットカード利用分は、カード明細が未着でも領収書から購入日基準で計上することが大切です。広告費や通信費など、当期中にサービスを受けたものは、未払いであっても当期の費用として計上します。

 

4. ツール活用で決算をさらに効率化

クレジットカード取引などを手入力で行うと、どうしても計上漏れやミスが起きやすくなります。

クラウド会計ソフトを利用すれば、ネットバンキングやクレジットカードの明細データを自動受信できます。利用したその日のデータを基に未払金として計上できるため、決算時の確認作業が劇的にスムーズになります。

 

正しい決算書は、経営の現状を把握するための大切な資料です。資産と負債の残高をキチンと確定させ、自信を持って次の事業年度をスタートさせましょう。

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